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建物診断(サーモグラフィー検査)Diagnosis

サーモグラフィー検査について

サーモグラフィー検査とは、赤外線熱画像を用い、異常温度帯を見つけ出す検査です。
一般的にはまだ広まってはいませんが、各道路公団等が導入し、道路・トンネル・建物などの故障箇所の発見に役立てています。
尚、特殊建築物等定期調査の全面打診等において、サーモ検査を行うことで全面打診を行った場合と同等の検査となっております。
※相管ネットではこの検査を内製化しており、会員サービスとして有料にて行なっております


原理

赤外線サーモグラフィーは、物体の表面から放射される赤外線を検知して映像として表示するものです。
軍事技術から発達したもので、その後、航空機・プラント・電子基板などの異常発熱部の検出、あるいは医学分野に利用が拡大されてきました。土木、建築構造物への利用はそれよりまだ歴史が浅いものです。
タイル、モルタルの浮き部、コンクリート中の欠陥などを、熱伝導率などの違いにより検出します。

○コンクリートの欠陥部検出
下図のように、午前中は太陽の熱でコンクリート壁などの表面が暖まり始めますが、内部は夜間冷やされており表面温度は急激に上昇しません。
しかし、空洞などがあると内部の影響が遮断される為、表面の温度上昇も比較的早くなります。夜はこの逆となります。
この温度変化をサーモグラフィーは画像として捉えます。

 昼間 夜 
   
   
 

サンプル画像

左下可視画像を見ると何ら問題ないように見えますが、同じ箇所をサーモグラフィー画像で見ると、青い○の部位(上階ベランダ手摺)が高温になっていることが分かります。
この部位を修繕時に確認したところ、タイルに浮きが見られました

 

注意

サーモグラフィー検査は太陽光が当たらない部位は基本的に検査ができない為、全体を検査するのではなく、一部の部位を検査することで全体像を掴み、修繕時期を決定します。また見えない部分の解析に役立つ検査です。

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