一般的に防水の耐久性は、露出工法では12〜15年、抑え防水では18〜25年と言われていますが、建物最大の止水部分でその都度お金がかかるため管理組合として一番厄介な部位です。
工法や業者によって多少違いますが、保証期間は一般的に5年〜10年程度としているところが多く、大規模修繕毎に更新するのが一般的です。
現在日本のメーカーの防水で耐久性が20年を超えるものを私共は知りませんが、ヨーロッパの止水メーカーから日本に輸入されている商品で、耐久性は40年以上、保証は25年という素材があります。
基本的な構造は一般的なシート防水と同じですが、防水部分のシートに違いがあります。日本のメーカーの場合「塩化ビニール」製で、10年程度の経年劣化で硬化し割れなどが発生して防水効果が無くなりますが、超耐久シートの場合、素材はポリオレフィンであったり、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)であったりします。ポリプロピレンはポリオレフィンの一種ですが、EPDMは高速道路と橋脚の間に挟んであったり、免震ゴムとして建物の間に挟まっていたりするもので、非常に耐久性の強いものです。
なぜ日本のメーカーがそのような素材を使わないかは疑問ですが、外国では当然のごとく使用されており、様々な工法が輸入され始めています。
※2013/11/1~下記に移転しました。
〒252-0241
神奈川県相模原市中央区横山台
2-19-4-403
TEL 042-855-0555
(月・水・金 10:00〜16:00)
FAX 042-855-0550
相管ネット